ZOZO新サービス『マルチサイズ』のデニムとZOZOスーツのデニムを徹底検証
株式会社ZOZOが運営する「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」が、新サービスの『マルチサイズ』を発表しました。
株式会社ZOZOの代表である前澤 友作氏と言えば、その行動や言動など何かと話題となる日本でも屈指の実業家ですが、今回発表した『マルチサイズ』とは一体どういったものなのでしょうか?
そして去年大きな話題を生んだ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」。
出典:https://zozo.jp/zozosuit/
黒い斑点のようなものがついたタイツのようなものを着用し、アプリから簡単に計測できるというもので大きな話題を生みました。
今回の新サービス『マルチサイズ』の裏にはこの「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の存在が大きく関わっていた?
それでは、気になるZOZO新サービス『マルチサイズ』に迫っていきましょう!
◆ ZOZO新サービス『マルチサイズ』とは?
出典:https://zozo.jp/multisize/
ZOZO新サービス『マルチサイズ』は、新たにMSP(マルチサイズプラットフォーム)事業という事業を設立し、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で得た100万件以上の体型データを活用して、出品ブランドの商品の多サイズ化を可能にするというものになります。
この多サイズ化は、ユーザーの身長・体重に応じた最適なサイズ(アイテムにより20〜50サイズ)を展開します。
つまり、例えば今までのサイズ展開がS・M・Lだったとします。
すると3サイズから商品を選ばなくてはいけなかったものが、身長と体重を選択することで多サイズ化された商品の中からそのユーザーにフィットする商品を提供できるようになったということです。
確かに身長と体重を選択するだけでよりフィットした商品が届くのは嬉しいですよね!
去年話題になった「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の購入(¥0)であったり、計測する手間も無くなりどなたでも『マルチサイズ』を購入しやすくなります。
このサービスには現在、「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」に出店している
・株式会社アーバンリサーチ
・株式会社ストライプインターナショナル
・株式会社デイトナ・インターナショナル
・株式会社パル
・株式会社ビームス
・株式会社ベイクルーズ
・MARK STYLER株式会社
・リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社
などの企業が参加を決定していて、上記の企業は今秋より販売開始予定です。
しかし
「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」をすでにお持ちで計測が完了している方は、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で計測した方が正確なのでは?
と疑問に思いませんか?
そこで今回は、以前「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で購入したデニムと、今回マルチサイズの販売を開始したプライベートブランド「ZOZO(ゾゾ)」のデニムを比較してみました。
と、その前に。
ZOZO新サービス『マルチサイズ』のリリースとなったその裏側について、もう少し詳しくみてみましょう。
PB(プライベートブランド)事業の大幅縮小
PB(プライベートブランド)事業とは、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の無料配布に合わせて作られたブランド「ZOZO(ゾゾ)」の事業です。
ブランド「ZOZO(ゾゾ)」最大の特徴は、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の計測データを反映されたサイズ展開。
商品はTシャツからパーカー、シャツ、デニム、ビジネススーツなど様々な展開をしていました。
ところが、昨年の予算を大幅に下回りPB(プライベートブランド)事業の縮小が余儀無くされます。
現在「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」対応の商品は現在ビジネススーツとYシャツのみとなっています。
株式会社ZOZOの代表、前澤友作氏は会見で反省しつつも
「PB事業を始めた当初の、今までのSMLではサイズが足りない、たくさんのサイズニーズがあるはずだという考えは、確信に変わっている。マルチサイズ、多サイズに大きなユーザー需要があることは明らかだ」
と表明。
そこで新たに発表されたのが、ZOZO新サービス『マルチサイズ』なのです。
ブランド「ZOZO(ゾゾ)」の商品の多くは現在新サービスの『マルチサイズ』対応商品となっています。
そしてこの『マルチサイズ』はブランド『ZOZO(ゾゾ)』だけにとどまらず、上記でご紹介して人気ブランドの企業にまで浸透しました。
この『マルチサイズ』の登場は「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の撤退と捉えるか、進化と捉えるかは賛否両論となっています。
また「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を手に入れた方々は、『マルチサイズ』のサンプル化されたという意見も多いようです。