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【わかりやすく解説】カルロス・ゴーン氏の事件を理解して、面接官や上司の評価に繋げる

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最近カルロス・ゴーン氏のニュースが絶えませんよね。

そんな日本だけではなく世界からも注目されるカルロス・ゴーン氏がやったことととは?

あなたはどのくらい説明できますか?

このニュースがテレビで流れると、チャンネルを変えてしまっていませんか?

これから面接や上司と話す機会で時事ネタを持つことと、その話す内容を理解していることであなたの評価にもつながります。

その時事ネタとして、このカルロス・ゴーン氏の事件を理解しておくことは、若い世代にあまり興味を持たないネタだからこそ、高評価に繋がるかもしれません!

今回はカルロス・ゴーン氏の事件をわかりやすく解説していきますので、理解を深めてあなたの時事ネタの引き出しを増やしておきましょう!

◆ 50億とも90億ともいわれる巨額流用が疑われている

カルロス・ゴーン氏は経営の悪化に苦しんでいた日産自動車をV字回復に導いた、業績復活の請負人として名をはせた人物です。

日産の代表取締役会長であった彼は2018年11月19日にフランスのパリから、プライベートジェット機で成田空港に降り立ったところを、待ち構えていた東京地検特捜部に逮捕されました。

2010年から2014年にかけて自らの報酬を約50億円少なく有価証券報告書に記載した疑いがあるとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、ゴーン会長の側近であり、日産の代表取締役かつ弁護士資格も持つグレッグ・ケリー容疑者とともに身柄を確保されたのです。

その直後には2015年から2017年にも約40億円分も過少記載したとして再逮捕されています。

50億円と聞いただけでも、日産自動車に興味もなかった日本中の国民がざわめいたわけですが、さらに40億円となれば、全部で90億円となります。

その金額の大きさと、いったい何に使ったのかなどに注目が集まり、報道番組はもちろんのこと、ワイドショーでも連日取り上げられる注目ぶりでした。

◆ クーデター説で盛り上がる

この逮捕劇を巡っては、日産の社長である西川社長らのクーデター説も、世界を賑わせることになりました。

これだけの巨額の不正を他の経営陣が知らなかったはずはないということで、知っていて知らぬふりをし、内部告発というゴーン氏を追い出すためのクーデターではないかと世界で話題になったのです。

◆ リストラされた社員や派遣社員たちも憤り

カルロス・ゴーン氏はコストカッターとして、工場の廃止や派遣切りなどを断行してきました。

約4万人がリストラされた一方で、もし、自らが90億円もの報酬をもらっていたとしたらどうでしょうか?

日産派遣・期間工切り裁判弁護団が結成され、その報酬があったなら、派遣切りの必要はなかったのではないかと怒りを強めています。

既に日産とは縁がなくなったはずの人たちも巻き込んで、注目を集めているのです。

◆ ヴェルサイユ宮殿での結婚式が話題に

カルロス・ゴーン氏は2016年に自らの結婚式を挙げていますが、それがパリにあるヴェルサイユ宮殿だったのです。

そんな場所で結婚式ができるのか、そのお金はどうしたのだとワイドショーでも大きく取り上げられ、自動車にも乗らない日本の主婦までがヴェルサイユ宮殿で結婚式だなんてと注目することになりました。

カルロス・ゴーン氏はフランスのルノーの会長でもあり、ルノーは日産の株式を取得して傘下においているうえ、ルノーにはフランス政府が出資をしているという関係で、逮捕直後にはルノーとの関係や日本とフランス政府との関係が悪化するのではと不安視された時期もありました。

ですが、ルノー側も調査を進めていくうえでヴェルサイユ宮殿敷地内の城館グラン・トリアノンを結婚式会場として借り切るために、会社の金5万ユーロ(約620万円)を私的に流用していたという調査結果を公表し、カルロス・ゴーン氏擁護の立場から日産の西川社長よりになってきたのでも話題を集めています。

◆ 人質司法にも注目

もう1つ世界から注目を集めたのは、日本の勾留の仕方です。

大きくの先進国とは異なり、長期にわたって容疑者を勾留し続け、保釈を認めようとしない日本の司法のやり方に疑問符が呈され、人権侵害だなどと批判を浴びる事態ともなりました。

世間の批判を武器に保釈を求めたゴーン氏側でしたが、それでも却下されたのです。

◆ 10億円の保釈金と前代未聞の変装劇

元東京・地検特捜部長の大鶴基成弁護士が役割を果たせないまま辞任し、その後に就任したのが、歴代の重大事件を無罪に導いてきてカミソリとも呼ばれる無罪請負人の弘中惇一郎弁護士です。

出典:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190215005227.html

彼に変更されて直ぐ、10億円の保釈金と一定の条件のもとに保釈が認められました。

保釈される様子を報道しようと世界から報道陣がカメラを構える中、驚きの変装で出てきた姿に、さらに注目を集める結果となりました。

後日、この変装は担当弁護士である高野弁護士の計画であることがわかりました。

高野弁護士は
「彼の小さな住居は全世界に知れ渡ります。生活を取り戻すどころか、健康すら損なわれてしまう」
と考え、今回の変装劇を計画した経緯に至ったと言います。

◆ できるビジネスマンは時事ネタなど情報に高いアンテナを持つ

これからもカルロス・ゴーン氏の動向や調査について注目されていくでしょう。

今回の事件にあまり関心を持っていなかった人も、世界から注目される特大ニュースです。

この事件を理解に劣ると、アンテナが低いと思われてしまうかもしれません。

このように、興味がなくとも理解してあなたの引き出しに入れておくことが、できるビジネスマンへの第一歩となるかもしれませんよ!

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