• HOME
  • HOME
  • FASHION , MEDIA
  • Supreme(シュプリーム)はなぜこんなにも価値が高いのか?その原因は日本にもあった!?

Supreme(シュプリーム)はなぜこんなにも価値が高いのか?その原因は日本にもあった!?

FASHION

今やファッションブランドとして絶大な人気を誇るSupreme (シュプリーム)ですが、もともとはスケートボードショップを展開するところから始まりました。

なぜ、ここまで急成長をすることができたのか?

スケートボードショップからどのように現在のトップブランドのひとつにまで駆け上がったのか?

皆さんはご存知ですか?

そこには隠された緻密な戦略と、そのプレミアがつくまでの価値に駆け上がった裏側には、日本人の存在があったと言います。

◆ 1994年創業の新しいブランド

創業は1994年なのでまだ24年ににも関わらず、瞬く間に世界中で人気を博すトップブランドに成長しています。

巷では神コレクションと呼ばれるほどの人気がありますが、そのアイテムはスケートボードやヒップホップに大きな影響を受けているのが特徴です。

日本でも大人気ではあるものの、日本人にとってスケートボードにしてもヒップホップにしても、それほど多くの人に馴染みがあるわけではありませんよね?

ましてや、これらは若い世代を中心に夢中になる要素ですので、若い人が少ない日本ではそれほど広まることはないのでは?と、不思議に思う人も多いでしょう。

◆ そもそも人気が広まったきっかけはどこにあるのか?

Supreme (シュプリーム)が、これほどまでに注目を集めるきっかけとなったのは、創業された90年代の歴史を振り返ってみることで見えてきそうです。

90年代はストリートブームと呼ばれる流行が起こった時代で、ファッションデザイナーや企業が特定のファッションの火付け役となるのではなく、ストリートにたむろする若者が独自に生み出したファッションであったことが大きな特徴でした。

そこに、創業者であるジェームズジェビア氏は「スケーターのため」のスケート専門店をオープン。


出典:https://www.supremenewyork.com/stores

「スケーターのため」というのは、新品のスケートボードを試し乗りできるようなスペースを設けるなど気軽に入れるような工夫を凝らし、初めはセレクトショップだったスケート専門店も、ブランド「Supreme (シュプリーム)」として支持を集めていきました。

また、創業年のプロモーションにもCALVIN KLEIN(カルバン・クライン)の広告にSupreme (シュプリーム)のロゴを加えるなどしてプロモーションでも話題となりました。

このように、ストリートブームを牽引する若者を取り入れられたことが、Supreme (シュプリーム)がこれほどまでに駆け上がったきっかけになったのではないでしょうか?

そしてその人気はスケーターから様々なミュージシャンやアーティストなどにも支持されるようになります。

ストリートブームが終わった後も、根強い人気をみせていました。

ブームは繰り返されると言われる通り、2010年の後半となった今、再びストリートファッションがリバイバルブームを起こし、更なる注目を集めていることが原因と考えられます。

◆ 異常なまでのプレミア価値との関連性は?

プレミアが付くと、噂が噂を呼んであっという間に広まり、さらに手に入りにくい状態を生み出すというのはよくある現象ですが、Supreme (シュプリーム)にはこの現象が起こったと言っていいかもしれません。

再びストリートファッションブームが巻き起こったとはいえ、一般の方が手が出ないほどのプレミア価格になっている理由がまだ見えてこないですよね?

その原因を探っていくと、そこにも巧みなプロジェクト展開にあることがわかってきます。

Supreme (シュプリーム)は2017年、超一流のハイブランドであるLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)とコラボレーションをして、バッグはもちろんマフラーなどの小物を作ったほか、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の代名詞でもあるモノグラムをデザインしたモノグラムデッキをコレクションで発表しました。

ハイブランドであるLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)とのコラボレーションは多くの人に衝撃を与え、販売初日の表参道ポップアップストアには、雨の中5000人の行列を作ったそうです。

さすがにこれは多くの抗議を受けたため、2週間で店頭から引き上げられましたが、この2週間の間に手に入れた人の手元にあるものは、今やオークションにでも出品したらかなりの高値が付くことでしょう。

さらにNIKE(ナイキ)やVANS(ヴァンズ)、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)や、ドメスティックブランドであるCOMME DES GARCONS(コム デ ギャルソン)などのコラボレーションや、人気アーティストとのコラボレーションも多く、注目を集めるプロモーション展開が非常にうまいというのが特徴です。

◆ 日本で価値を高めるのに貢献したものとは?

Supreme (シュプリーム)の商品をプレミア価格に押し上げた要因は、日本にあるとも言われています。

その理由は、今やあっという間に情報が広まり、いいとなれば我も我もとみんなが欲しがる情報発信ツールが大流行しているためです。

その情報発信ツールは言わずと知れたSNSで、Supreme (シュプリーム)はこのSNSに映えるロゴだったことが日本でブームを生み、その価値を大いに高めることになったと言われています。

有名人が着ていたり、持っていたりするものを持ちたいという気持ちはいつの時代にもありますが、わかりやすいロゴからブランドを特定しやすかったことが人気を高めたのは確かです。

そう考えるとロゴすらも周到に考えて作られたように思えてきますね。

◆ まとめ

いかがでしたでしょうか?

Supreme (シュプリーム)通である方は知っていた情報だったかもしれませんが、なぜこれほどまでに人気が出たのか。

そこには必ず理由があり、そこには必ず緻密な戦略があるのですね。

今や人気コラボとなると、定価で購入することがかなり困難で、その値段は3倍や10倍になるものも存在します。

また、通販での購入はシステムなどを駆使して一般の方が購入するのはかなり困難と言われています。

新作情報などをチェックして、欲しい商品がある時は注意事項などをよく調べてから並んでみてはいかがでしょうか?

関連記事一覧