自転車ブームはビジネスシーンにも。自転車通勤「自転車ツーキニスト」が増えたその理由とは?
最近、クロスバイクやロードバイクなどで街を走る人を見かけることが多くなりましたよね?
その自転車乗りの多さから、自転車ブームを感じている人も多いと思います。
といっても、自転車ブームのピークは過ぎたという声も上がっています。
ですがそれは、今もなおビジネスシーンに影響を与え、自転車通勤は大幅に増えています。
いったい何故、ここまでの自転車ブームがおき、自転車通勤をする人が増えたのでしょうか?
また、そんな自転車ブームから疋田智氏により自転車通勤する人を「自転車ツーキニスト」という言葉も生まれました。
今回はそんな自転車通勤「自転車ツーキニスト」についてご紹介します。
自転車通勤「自転車ツーキニスト」でないあなたも、明日からクロスバイクやロードバイクが気になってしまうかもしれませんね!
◆ 「自転車ブーム」を引き起こした時代背景
そもそも、何故今となって自転車ブームが起きたのでしょうか?
自転車産業振興協会による推計値によると自転車自転車普及率は年々上昇していて、
平成18年の52.6%から平成28年の57%まで毎年右肩上がりで上昇していました。
・電動アシスト車は約1.8倍
・スポーツ車は約3.5倍
そこには時代の流れが大きく関わっていました。
エコ活動への関心
1999年に「京都議定書」の発効により、地球温暖化が問題視されCO2削減への関心が高まり、自転車が注目を集めました。
健康志向の高まり
厚生労働省は健康寿命の延伸をテーマにした「健康日本21」を発表しました。
これは生活習慣病とその原因について問題視され、メタボ(メタボリックシンドローム)の改善作として、自転車が注目されました。
東日本大震災
自転車への関心が高まっていた人達を加速させたのが、東日本大震災です。
震災後はさまざまな交通機関の乱れにより、帰れない人達が続出しました。
そこで、自転車屋へ駆け込む人が増え、次の震災時の対策にもそのまま自転車通勤「自転車ツーキニスト」になった方も多くみられるようです。
◆ 自転車通勤「ツーキニスト」のメリット
それでは、ここからは自転車通勤「自転車ツーキニスト」のメリットについて見ていきましょう。
交通費・ガソリン代が節約できる
普段、電車や車で通勤している方にとって、自転車は当然電車代もガソリン代もかかりません。
交通費が全くかからないので、毎月節約することができます。
健康・ダイエットに最適
自転車通勤「自転車ツーキニスト」になることで、立派な有酸素運動を行うことができます。
ジョギングなどで膝を痛める心配もないですし、わざわざジョギングやウォーキングなどの
時間を割く必要もなく、毎日の習慣の中で運動を行うことができます。
また、自転車通勤で死亡リスク・生活習慣病リスクが大幅減も証明されています。
ストレスがかからない
電車通勤の方は満員電車、車通勤の方は渋滞と通勤時のストレスはつきものでした。
ところが、自転車通勤は満員電車も渋滞も関係ないので、仕事前や仕事後にイライラすることもなくなりますね。
また、あるイギリスの心理学者は
満員電車のストレスは「本物の戦場以上」
という研究結果を発表したそうですよ。
ストレスの解消
ストレスがかかるどころか、自転車通勤「自転車ツーキニスト」は開放的に移動ができます。
単純に自転車で走ることは楽しいですし、気持ちよく季節を感じることもできます。
時間に縛られない
電車移動の場合は、終電や乗り換えなど電車の時間に合わせて行動をしていかなければなりません。
ですが、自転車通勤「自転車ツーキニスト」なら時間に縛られることなく、帰りにお店に立ち寄ったり自由に自分の時間を使うことができます。
環境に優しく移動できる。
ブームのきっかけとなった、エコ活動への関心ですが、車移動のようにガソリンも排気ガスも当然発生しないので、環境に優しくエコに移動することができます。
◆ あなたも明日から自転車通勤「自転車ツーキニスト」に
自転車通勤「自転車ツーキニスト」になるというのは、ご自身の健康面や金銭面などあらゆることでメリットとなります。
その余裕が、仕事に対してもいい影響を与えてくれるでしょう。
もちろん、天候に左右されやすいといったデメリットもあります。
雨や雪の日の自転車通勤「自転車ツーキニスト」は少し気分が重くなりますよね。
また、空前の自転車ブームに国の制度が間に合っておらず、交通事故が増えているのも気になる点ですね。
ですが、交通ルールをしっかり守り、正しく安全に運転して自転車通勤「自転車ツーキニスト」になることで、仕事面でもプライベート面でもより充実した生活を送れることができるかもしれませんね。