• HOME
  • HOME
  • BUSINESS , MEDIA
  • 時代はますますキャッシュレス化へ。新モバイル決済、paypay(ペイペイ)の真実

時代はますますキャッシュレス化へ。新モバイル決済、paypay(ペイペイ)の真実

BUSINESS

◆ キャッシュレス化が進むこれからの時代

これまでは買い物をするときは現金を使って支払いをするのが当たり前でした。
物を買うにあたってはそれなりの対価が必要であり、現金は何よりの支払い手段だったからです。
とはいえ、それも最近ではだいぶ変化してきました。

たとえばクレジットカードなどは現金以外の支払い例の一つでしょう。
カードを使えば現金を使わずに支払えるということで、便利さを理由に急速に広がっていきました。
さらに携帯電話が普及するようになると、端末の中にチップを埋め込み、それを読み取ることで支払いを行う電子マネーの機能まで生まれるようになります。

こうした流れによって現金がいらなくなる。とまではいっていませんが、日本政府としてもキャッシュレス化を推奨しているので、これからさらにキャッシュレス化の流れが強まっていくのは間違いないでしょう。

そして、最近ではクレジットカードや電子マネーを超えた利便性を持つ支払い手段も生まれつつあります。

その一つがモバイル決済のPayPay(ペイペイ)です。
これからの主流になるかもしれないこの決済手段を徹底的にリサーチしていきましょう!

◆ PayPay(ペイペイ)の特徴は?

出典:https://paypay.ne.jp/

PayPay(ペイペイ)はソフトバンクとヤフーが合同で立ち上げた新しいサービスです。

もともとスマホなどのIT関係事業に強い両社ではありましたが、この度とうとうモバイル決済の業界にも参戦してきました。

モバイル決済自体はPayPay(ペイペイ)が参戦する以前にもある程度定着していたもので、スマホ専用アプリなどを使うことによってバーコードを提示し、店側がそれを読み取るだけで支払いが済むという画期的なシステムです。

PayPay(ペイペイ)もこれとおおよそ同じシステムを採用しています。
とはいえ、ここで疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

スマホだけで決済が行えるのは便利だけど、元となるお金はどこからやってくるのでしょうか?

PayPay(ペイペイ)の場合はまずアプリをダウンロードし、自分のアカウントを作る必要があります。

そして銀行口座やクレジットカードなどを使ってお金をチャージし、支払いを行います。
一連の登録作業は簡易的になっているので、すぐに登録するすることが可能です。

銀行も口座番号などを入力すれば残高を使ってチャージすることができますし、ヤフーが発行しているクレジットカードを使っていればよりシンプルにお金をチャージできます。

◆ 「100億あげちゃう」キャンペーン

出典:https://corriente.top/paypay-campaign-20181204/

PayPay(ペイペイ)は期間限定で「100億あげちゃう」キャンペーンを開催!

NEWSなど様々なメディアで取り上げられ、皆さんもこのキャンペーンからPayPay(ペイペイ)を知ったという方も多いのではないでしょうか?

その内容は、期間中PayPay(ペイペイ)で決済すると支払い金額の20%相当(月額50,000円相当まで)のPayPay(ペイペイ)ボーナスが全員に付与されます。

それだけでなく、なんと40回に1回の確立で全額(10万円相当まで)戻ってくる特典も!

また、ソフトバンクスマートログイン設定など条件が揃うと10回に1回(10万円相当まで)戻ってくるという大盤振る舞いなキャンペーンでした!!

開催期間は2018年12月4日~2019年3月31日まで(100億円相当まで到達次第終了)
とのことでしたが、想像をはるかに上回るわずか開始10日間で100億円相当に到達し、キャンペーンは終了となりました。

どれだけ反響が大きかったか伺えるでしょう。

◆ 浮き彫りになった安全対策、不正利用が相次ぐ

100億円キャンペーンを実施し、PayPay(ペイペイ)の認知はあっとゆう間に増えましたが、安全対策のおろそかな面がクレジットカードの不正利用を続発させました。

過去に漏洩したクレジット情報やクレジットマスターと呼ばれる手口などを用いて、他人のクレジットカードで支払いを済ましてしまうのです。

これにはセキュリティコードの入力回数制限がなく、何回も入れられる仕様だったことから、被害が増大したといえます。

今では、入力回数に制限をつけるなど改善が組まれています。

◆ 今はどこで使えるの?

現金がどこでも使えるのは言うまでもありませんし、クレジットカードは加盟している店ならどこでも使えるものです。

一方でPayPay(ペイペイ)はまだできて日の浅いサービスですから、徐々に加盟店は増加していますが、現時点で加盟している店があまりありません。

代表的なところを上げると、ビックカメラやファミリーマートなどが挙げられますが、どこででも使えるとはまだまだ言い切れないのが現状です。

とはいえ、これから導入する店が増えることは間違いありません。

なぜかと言えば、PayPay(ペイペイ)は決済手数料が今のところ無料で行えるサービスだからです。

たとえば、クレジットカード決済はいわばカード会社からお金を前借りして決済を行うようなものです。

お金を借りるためには一定の手数料が必要となりますが、基本的に利用者が手数料を払うことはありません。

もし手数料がかかるなら使わずに現金で支払うという人がほとんどでしょう。

ではどこが払っているかと言えば、利用する店が負担しているのが現状なのです。

店側としてもこの手数料の負担は馬鹿になりません。

もしこの手数料がPayPay(ペイペイ)をはじめとしたモバイル決済によってゼロになるなら、店側としても両手を挙げて歓迎するでしょう。

ということで、これからはPayPay(ペイペイ)を使える店が増えていくことが予想されます。

便利な支払い手段が増える上に、店側の負担も軽くなるならありがたいサービスと言えるでしょう。

◆ 時代はますますキャッシュレス化へ

このように、キャッシュレスの流れはどんどん加速しており、上記でも申しましたが日本政府としてもキャッシュレス化を推奨しています。

今年の4月に経済産業省が発表した「キャッシュレス・ビジョン」の調査によると、現在のキャッシュレス決済の比率は2割程度

これは8年前までの11.9%から約8%も上昇しています。

そして2025年の大阪・関西万博までにキャッシュレス決済比率を今の倍の4割を目標にすると宣言しています。

ますます進んでいくキャッシュレス社会に、期待も不安もあることでしょう。

次回はキャッシュレス社会について、メリットやデメリットなど詳しく迫っていきますので、これから変わっていく時代の流れに乗り遅れないよう是非ご覧ください!

関連記事一覧