フリーランスになる!独立する前に準備するべき7つのこと

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数年前までは“フリーランス”と聞いても、「よく分からない」という方が多かったのではないでしょうか。
今では日本の人口の17%がフリーランスとして独立し、会社に属さない自由な働き方を選択する人々が多くなってきました。

だけれど、「フリーランス=個人」だからこそ何からはじめればいいか分からない、周りに教えてくれる人がいないという問題も。
そこで今回は、フリーランスとして独立する前に準備するべき7つのことをお話ししていきます。

◆ 健康保険・国民年金の手続き

会社にいるときは社会保険・厚生年金に加入しており、保険料は会社が一部負担してくれていました。

ところが退職したときは「国民健康保険・国民年金」への加入が必要で、費用は全額自己負担です。
どちらも市町村役場で手続きを行いましょう。
そのほか、「社会保険を任意継続」する選択肢もありますが、2年間と期間が決まっています。

◆ 開業届の提出

フリーランスになった時点で出しておきたいのが「開業届」。
開業届を提出すると、青色申告で確定申告ができるようになります。
さらには、屋号名での口座開設や小規模企業共済への加盟も可能に。

国税庁のホームページにある「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」のページから申請書様式をダウンロードできます。
これを税務署に持参するか、送付により提出してくださいね。

◆ 青色申告承認申請

確定申告には、白色申告と青色申告(単式簿記・複式簿記)の方法があります。
白色申告の場合は承認申請や開業届も必要ありませんが、特別控除はされません。

一方、青色申告の単式簿記では10万円、複式簿記では65万円も控除されるため、節税へのメリットは非常に大きいです。

◆ 名刺

あなたの顔になる「名刺」は必須アイテムです!
名前、屋号、肩書、メールアドレス、電話番号などを記載しましょう。

フリーランスの多くはデザイン性を重視して、“印象”に残るような名刺を作っています。
個性を出したいのであれば、無料テンプレートよりもランサーズやココナラなどの“クラウドソーシング”を利用し、フリーのデザイナーさんに発注するのがおすすめ。
素敵な名刺はいつも持ち歩くよう心がけ、突然の出会いに備えておいてくださいね!

◆ 書類・封筒・印鑑の準備

フリーランスでの仕事をスタートさせると、「見積書・請求書・納品書」などの書類が必要になってきます。
書類は自分でテンプレートを作成するか、無料のテンプレートをダウンロードしておきましょう。

また、契約時の書類を郵送するときに必要な「封筒」も準備しておきたい備品のひとつ。
封筒に手書きするのが面倒だと感じる方は、屋号や住所が彫られた「印鑑」がおすすめです。

◆ ホームページ・ブログの開設

自分をアピールするための「ホームページやブログ」を構築しましょう。
ホームページ内には自己紹介や自己PRなどを細かく書き、ポートフォリオも載せます。

最近ではブログも活用され、ブログ内の記事をポートフォリオとしているライターさんも。
そこから依頼がくることもあるので、サイトの構築は外せません!

◆ SNSへの登録

TwitterやFacebook、Instagramなどの「SNS」は、フリーランスとして働く多くの人々が利用しています。
SNSによって“自分を知ってもらえる舞台”を与えられているわけです。

仲間づくりや営業ができるツールを有効活用できれば、そこから依頼が舞い込むことも。
「この人とは気が合いそう」だと思われるよう、仕事ネタだけでなくプライベートな話も盛り込むのがベストです。

◆ フリーランスとして「自由な働き方」を

フリーランスになる前に準備するべき7つのことをご紹介しました。
最初はホームページの構築やSNSの運用方法など、どうすべきか悩むこともあるかと思います。
だけれど、どんなことでも土台さえ作っておけばOKです!

先輩フリーランスのいいところを吸収して、少しずつ肉付けしていきましょう。
すべて自分でこなすのは大変ですが、“自由な働き方”を楽しんでくださいね。

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