トレンドはまだまだ終わらない。2018AWも続く「ダッドスニーカー」の全貌
2018年のスニーカー界でメンズ・レディース共に大きなトレンドとなっている「ダッドスニーカー」。
ファッション界では90年代のリバイバルブームが起きてますが、
そこで注目されたのが「ダッドスニーカー」です。
ハイブランドのコレクションで次々と発表され、ファッショニスタや海外セレブで瞬く間に広がりました。
◆ 今更聞けない。「ダッドスニーカー」とは?
「ダッドスニーカー」とは、直訳すると”DAD SNEAKER=おとうさんの靴”
ですが、”おじさんが履くようなダサい靴”を指しています。
「ダッドスニーカー」の火付け役となったのが
BALENCIAGA(バレンシアガ)のTriple S(トリプル エス)
出典:https://hypebeast.com/2018/1/balenciaga-triple-s-made-in-china
特徴はソールが厚く、スタイリッシュとは言い難いぼてっとしたシルエットで、色味もおじさんが履いてそうな配色です。
◆ なぜ、「ダッドスニーカー」”おじさんが履くようなダサい靴”を履くのか?
もともと「ダッドスニーカー」はストリート系から広まっていきました。
「”おじさんが履くようなダサい靴”をいかにかっこよく履きこなすか。」
を競うようにお洒落上級者が履いていったと言います。
その背景には、“ノームコアファッション=究極のシンプル”の流行から、
周りとの差別化やオリジナリティを出したいという欲が強かったのです。
今では、その”おじさんが履くようなダサい靴”である「ダッドスニーカー」そのものを、「可愛い」「かっこいい」と言われるようにまでなりました。
◆ 海外と日本の「ダッドスニーカー」のトレンド感
《メンズ》海外の「ダッドスニーカー」のトレンド感
「ダッドスニーカー」の人気は海外で現在も爆発しています。
9月に開催されたミラノ・ファッション・ウィークに参加した男性業界人の多くの方が「ダッドスニーカー」を着用していました。
出典:https://gqjapan.jp/fashion/wardrobe/20180926/dad-sneakers-fashion-snaps
出典:https://gqjapan.jp/fashion/wardrobe/20180926/dad-sneakers-fashion-snaps
出典:https://gqjapan.jp/fashion/wardrobe/20180926/dad-sneakers-fashion-snaps
>>GQ JAPAN | ダッドスニーカーの勢いが止まらない!──ミラノ・ファッション・スナップ
《レディース》海外の「ダッドスニーカー」のトレンド感
またVOGUE JAPANからもこの秋のトレンドスタイルとして、
「ダッドスニーカー」を使った様々なスタイルを提案しています。
出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/2018-08-29/runway-style
出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/2018-08-29/runway-style
出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/2018-08-29/runway-style
>>VOGUE JAPAN | トレンド最前線。ダッドスニーカー、この秋の攻略法。【今週のランウェイスタイル】
日本の「ダッドスニーカー」のトレンド感
日本では、最近ようやく街でも「ダッドスニーカー」を見かけるようになってきました。
ファッション業界人やファッショニスタ間で履いていた人がいたとはいえ、一般の人たちが履いている姿は最近までほとんど見れませんでした。
それではなぜ、一般の人たちのトレンドになるまでに時差があったのでしょうか?
◆ スニーカーブランドから「ダッドスニーカー」が登場
一般の人のトレンドになるまで差があった理由、それは値段です。
「ダッドスニーカー」はBALENCIAGA(バレンシアガ)をはじめ、ハイブランドのスニーカーになるので、
価格帯は10万円前後が多く、一般の人にはなかなか手がつけられませんでした。
そして今ではスニーカーブランドのNIKE(ナイキ)、adidas(アディダス)、Reebok(リーボック)、FILA(フィラ)などからも「ダッドスニーカー」が出たことにより、
一般の人たちにもその「ダッドスニーカー」を楽しめるようになり、広がっていきました。
◆ 「ダッドスニーカー」であなたもファッション上級者に。
「ダッドスニーカー」はボリュームもデザインも合わせるのは簡単とは言えませんが、
今ではトレンドとなっているので、様々なファッションジャンルの参考になるコーディネートも多く出ています。
物足りないコーディネートも、決まりすぎているコーディネートも、
「ダッドスニーカー」が助けてくれます。
このトレンドは2019SSのコレクションでもリリースされていたことから、まだまだ続いていきそうです。
スニーカーブランドからも出ているので、「ダッドスニーカー」を試してみてはいかがですか?