世界を動かした、プラスチックストロー廃止の動きとその理由
飲食店で飲み物を注文したときや、紙パック入りのソフトドリンクについているプラスチックストロー。
私たちの生活にとても身近なものですが、今、このプラスチックストローを廃止する動きが高まっています。
一体なぜ、このような動きがあるのでしょうか。
そこには深刻な問題と、世界の大手企業を動かしたある動きが隠されていました。
◆ プラスチックストロー廃止の原因① 深刻な海洋汚染
プラスチックストローを廃止する動きのきっかけは、世界中に広がっています。
その理由のひとつが”海洋汚染”です。
プラスチックストローはリサイクルされることなく処分されるものがほとんど…。
そして、大量のプラスチックストローが海に捨てられているというのです。
このプラスチックストロー廃止の流れを加速させたのが、頭にプラスチックストローが刺さったウミガメの動画でした。
投棄されたプラスチックストローが海洋汚染の原因となり、海の生き物を傷つけているという事実に多くの人が衝撃を受けたことでしょう。
「参考資料: ウミガメの鼻からでてきたのは、なんとストロー HuffPost Japan
出典:https://www.huffingtonpost.jp/2015/08/19/rethink-that-plastic-straw_n_8012960.html
そして、大手企業がプラスチックストローの廃止を宣言しました。
◆ プラスチックストロー廃止の原因② 大手企業がプラスチックストロー廃止を宣言
深刻な海洋汚染の原因にとなっているプラスチックストローを廃止する動きを見せた企業はスターバックス、マクドナルド、アメリカン航空などです。
対応は企業ごとに異なりますが、近い将来にプラスチックストローを廃止して、紙製のストローに変更するという対応を宣言しています。
◆ 世界各国にプラスチックストロー廃止の動き
プラスチックストローの廃止に向けて動いているのは、企業だけではありません。
シアトルではプラスチックストローか禁止されており、カリフォルニアでも禁止が検討されています。
また、イギリスでも使い捨てプラスチックストロー禁止の動きが加速しています。
◆ プラスチックストロー廃止。日本の動きは
このような世界的な動きに後押しされるように、日本でもプラスチックストロー廃止の動きが高まっています。
大手外食チェーンのすかいらーくでも2020年までにプラスチックストロー廃止するとのこと…。
このプラスチックストロー廃止の流れは日本でもますます高まっていくことが予想されます。
◆ まとめ
レストランやファーストフード店でお馴染みのプラスチックストローですが、リサイクルされないという特徴があり、海洋汚染の原因になっていることが明るみに出ました。
プラスチックストローが刺さって怪我をしているウミガメの画像など、衝撃的な映像が世界中に配信されたことがきっかけで、今、プラスチックストローを廃止する動きが世界中で高まっています。
この流れは今後、日本でも加速していくことでしょう。