日本と世界のサッカーにおける実力差を、サッカー先進国から多角的に考える

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皆さんサッカーはお好きですか?
サッカー強豪国を思い浮かべると、ブラジル、スペイン、イギリス、アルゼンチンなど、南米かヨーロッパの国々ばかりが、名を連ねていますね。

日本のサッカーの実力は年々上がっているとはいえ、世界の実力にはまだ及ばないところもたくさんあるのではないでしょうか。
そんな今回は、サッカー先進国であるスペインからの現地レポートと合わせて、検証したいと思います。

◆ 起源から考える、サッカーの実力のアドバンテージ

サッカーの起源は、中世のヨーロッパが発祥とされています。イギリスはケンブリッジ大学でのルール策定が現在のサッカーの発展の礎になっているという説が有力のようです。
イギリスを起源としたサッカーは、近隣諸国であるヨーロッパに伝播してサッカーに関するビジネスをも産出していきました。

サッカー業におけるファーストペンギン、いわば0から1のビジネスモデルを確立したヨーロッパ諸国が列強と言われる所以は、この辺りに秘密があるのです。

日本における、相撲や空手、柔道といった国技、文化的なスポーツについても、同様のことが言えます。協会制度を整備し、選手育成から世界での活躍までを一連のフローとした制度には、発祥の起源を持つ国としてのアドバンテージがあると言えるでしょう。

◆ サッカー教育の実態を現場からレポート。列強諸国の教育を肌で感じる

幼少期からサッカーに携わる環境がどの程度優れているかで、国力の差を生むのはいうまでもありません。

今回はスペインへ生のサッカー教育の現場を取材しに、現地スペインのサッカースクールへ取材を行ってきました。日本にはない列強国スクールならでは練習メソッドや、独自のビジネスマインドなどが垣間見えました。

私が感じるままですが、日本にまだまだ足りていない点も多く感じました。
ポイントとして、、、

【目次】
1,サッカーに打ち込める環境
2,教育者のスキルと教え方
3,コーチングにおける、判断力

幼少期から一流の環境下でスポーツに打ち込める環境というのは、サッカー選手を育てたい親の立場から見ても、幸せなことです。一流の指導者、一流のライバル、一流の施設でサッカー教育を受けて育つ子供は、優秀な選手として成長するチャンスを掴みやすいのはいうまでもありません。
「環境が人を育てる」それを体現しているのが、スペインのサッカー教育と言えます。

こちらはバルセロナにある、とあるチームの練習場ですが、様々なプロ選手を輩出している名門チームです。
こちらのチームには世界中から門戸を叩く子供達を受け入れ、選手として育てていきます。

基本的に希望者は全て受け入れ、小学生から高校生までを寮制度完備で生活をさせています。練習はもちろん栄養管理、勉強までの一般教養までをサポートしています。


グランドのすぐそばに学校を併設

私の知る限りですが、日本のサッカースクールの現状は遠く及びません。
金銭面ではクラブには月会費(日本円で18万円程度)があり、入団テストを経て優秀な選手は会費を無料にする制度を設けているそうです。
この辺りの標準化も日本ではあまり聞かない事例です。

肝心の施設は、人工芝のサッカーコートを自前で十数面完備し、試合から練習までを施設内で行うことができます。日本のクラブチームを遥かに凌ぐ、練習場を子供達に与えているのです。

クラブチームで実施されているサッカー教育プログラムの一端にも、日本のサッカー教育との大きな違いを見ることができました。

全体練習の風景は、日本のサッカースクールとそれほど差がなかったようですが、選手個別のスキルや成長度合いの判断について、日本にはないメソッドを見ることができました。

チームには分析班がおり、選手の癖や特徴を逐一記録しています。さらに成功率などを数値化して、苦手分野やストロングポイントを伸ばす工夫を仕組みにしています。

とりわけ印象的なのは分析結果に基づく苦手分野を「少人数対コーチ」でしっかりとおこなう風景などは、日本ではまず見ることがありません。
生徒の苦手分野の克服に、しっかりとした方法論が確立されているようですね。

日本の練習環境とは歴然の差が、ヨーロッパ列強には存在しています。

指導者のスキルの高さによって、選手の長所が大きく伸びる要因となりますが、今回スペインのとある監督から衝撃的な事実を聞きました。

「サッカーの才能を見限ったら、あきらめさせる。」

読者のみなさまも、日本ではサッカーに限らず諦めない事や努力を促すという事が、一種の美学とされている風潮を、理解できると思います。

スペインのサッカー教育の現場では、指導者目線での選手のいわゆる「間引き」が当たり前となっているようです。先と同じ監督によると、「この子に能力がないと感じたら、諦めさせるのも大事な仕事だ。」という事だそうです。

例えばコーチが「ものすごく足は速いが、サッカーのスキルはプロレベルに達しない」という選手へ、早めにサッカーに見切りをつけさせて、別の将来を見据えたアドバイスをしてあげるという事は、あたり前の事のようです。

いかがでしたでしょうか。
今回はスペインでの事例でしたが、サッカー観点で見ると、列強国と日本のサッカー教育標準では、環境や制度、仕組みに大きな差があるように感じました。

こと、ビジネスにおいても社員特性や長所を企業側が見抜き、ほかの技術職や現場へコンバートさせるような環境が将来は存在するのかもしれません。

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